被害者を救う為の法律が逆に被害者を追い詰めている現状を憂う
- cordial8317
- 2024年4月2日
- 読了時間: 8分

地裁会津若松支部1号法廷で行われた「土地建物明渡請求事件」第二回公判を傍聴した。今更だが、太田正吾は「コクドホールディングスの斎藤新一社長から『良い物件だし、入居者はいるが不法入居者だから直ぐに追い出せる』と勧められて購入しただけ」と、あくまでも善意の購入者であると陳述している様だ。購入金額は1500万円。
アレレ、正吾は入居者の長谷川雄二さんに「オレが2200万円で買ったから今直ぐ出てけ!」と凄んだよな。防犯カメラにも映ってたのに、原本には1500万円で購入と書かれてるというのは、正吾御得意のハッタリだったということか。それにしても、専門業者からも説明されたというが、それって関正尚の富蔵建設だったら出来レースだな。
事件モノに弁護士を介入させて嚇すのは原告である太田正吾の常套手段。こうした手法で被害に遭った人は少なくなく、今回の「土地建物明渡請求事件」はその一例である。被害者を守るべき法律が、逆に被害者を追い込む実態は不正義そのもの。
被告の長谷川雄二さん相手だと埒が明かないと思った原告である正吾側は、世帯主である長谷川さんの息子を引き摺り込んで明け渡しを要求している。世帯主がいるし、長谷川さんの仕事場なのだから不法入居じゃないだろう。正吾や弁護士然り、ホントえげつない連中だ。争って何になるのか、誠意を以て明け渡しを求めるべきだろう。
問題の土地取引に息子は関わってはいない。長谷川さんが前所有者と関を仲介し、前所有者や長谷川さんを出し抜いて土地を詐取しているが、長男が住んでいるのは関らも承知のこと。更には、正吾の脅迫に遭ったのは息子ではなく長谷川さんだ。
前回の公判では、原告側からの一方的な言御粗末過ぎる言い分を裁判官が鵜呑みにしてたことに驚きを隠せなかった。長谷川さんに「住んでイイと言った客観的証拠は?」などを求めていたのにはイチャモン難癖の類である。今回は更なる証拠品などを提出したが、これをしても原告は「不法占有である」との主張を繰り返していた。
弁護士は、請求原因として「被告は遅くとも、平成16年12月2日以降、本件土地及び建物につき、同不動産の所有者に所有者に無断で自分の荷物を置き、生活の本拠としている。したがって、被告は本件不動産につき占有権を有しない、いわゆる不法占拠者である」との理由を述べている。正吾が関から購入した日時ではなく、長谷川さんの息子の提出した住民票からの日付である。世帯主となった日付とは厭きれるしかない。
平成16年12月時点での所有者は群馬県桐生市在住の山田光男。関が手にしたのは令和元年2年1月。前所有者との「転売しない」「長谷川さんへの補償云々」を反古して、令和5年2月7日に太田正吾に転売。その1ヶ月後、狂暴癖逞しい正吾は借家人である長谷川さんを嚇し、追い出しを謀り、長谷川さんに脅迫及び器物損壊罪で訴えられた。
今回の民事裁判が功を奏し、脅迫及び器物損壊罪で送検されてる正吾の罪は不起訴処分となった。狂暴癖逞しい半グレの脅迫罪が不起訴とは正義の崩壊だ。尤も、正吾側にしてみれば脅迫罪等を逃れる為に今回の裁判を仕立てたというのが真相である。
社員の指を詰めさせたことで「脅迫及び強要罪」で実刑判決を受け、喜連川社会復帰促進センター(旧黒羽刑務所)に収監された正吾が、同じ「脅迫罪」に加え「器物損壊罪」で送検されたのに、不起訴処分というのだからあな恐ろしや恐ろしや。
弁護士は自分で調べることなく、長谷川さんの準備書面に難癖を吐けているだけで、裁判官も法律家として弁護士を贔屓にしているのが伝わって来る。要は「一般人が法律家に楯突くのか」とか「一般人が法律家の真似事をするな」という嫌味が横溢する。
恐らくは正吾の要望なのだろうが、こんな揚げ足取りと嫌がらせでは、円満な解決は見ないだろう。尤も「和解しましょう」などとなったら、〈立退料の支払い=負け〉と思ってる正吾は烈火の如く怒り狂うだろうな。まぁ弁護士も気の毒でもある(笑)
カネの為とは言え、人品卑しい正吾に忠誠を誓うが如き弁護士には憐憫の情が湧かないでもない。我が国の「法治国家」とは名ばかりの「放置国家」というのが正しく、法律を知ってる者だけが優遇され、弱者が切り捨てられる不条理が罷り通る。
抑々、正吾は法律で守るに値する人物なのかということ。本人は不動産仲介業や投資家を自称してるが、その正体は元広域暴力団の舎弟だったこともある。元暴力団幹部が破門されて以来、暴力団じゃないから暴力団以上のことを遣りたい放題し放題。
正職を持たない者が東京東村山の数寄屋造りの豪邸を購入し、郡山市の邸宅にはフェラーリなどの高級車を保有している。曰く付きの不動産にポンっと数千万円を支払えることに疑問を持った方が好い。不動産投資のその実はマネーロンダリングだろうな。

画像は、正吾がコクドの斎藤と同道して現場を訪れた際の映像。正吾が購入前のことで、長谷川さんと色々と話している様子は、ネット映像などで確認出来ている。その後、正吾が現場を再訪して「オレが2200万円で買った。今直ぐ出てけ」と凄んだ。
弁護士が証拠として提出した売買契約書では1500万円。正吾が長谷川さん「2200万円で買った」と凄んだのは何だったのか。売却した関の税金対策もあって、2200万円より低く改竄したのだろう。事実よりも法
律を知ってる人が守られる一例である。

立証趣旨の「本件不動産につき、元所有者である関正尚氏から、原告が令和4年11月24日に購入した事実、元所有者から本件不動産につき制限物権がないことを確認したこと等」との記載について、不動産業者に聞いたみたが「解釈出来ない」との応え。
「コクドホールディングスの斎藤新一社長から『良い物件だし、入居者はいるが不法入居者だから直ぐに追い出せる』と勧められて購入しただけ」と正吾は主張しているが、購入前に正吾はコクドの斎藤と現場に来て長谷川さんと話して確認している。
長谷川さんは仕事場として使っていることは、関も承知している。というのも、関が経営する山内酒店のホームページやネット販売などは、長谷川さんが関に依頼されて作成している。 況してや、長谷川さんの息子と関の息子は同級生というのは近所の人さえ知ってることだ。その上で「不法入居者」として売ったとは考えられない。
特約事項は流石に改竄出来ないとみて「本物件の建物には占有者がおり、売主とある所有者と占有者間で何ら契約関係はなく、また占有者から何らの対価も受領していない状態であることを買主は売主より告知は受けた」と記されてる。これつまり、「入居者はいるが金は貰っていない」との関の供述が虚偽の告知であることを示している。
特約事項の件は、第二回公判の準備書面で長谷川さんは完全に否定している。特約条項の改竄は宅建業法違反に問われることもあって、仲介業者である日宏興産は観念して白状したことを正吾に激怒される前に連絡し、保身に走ったものであると推測する。
長谷川さんも、「前回の公判で裁判官から指摘されたので、弁護士や正吾、関らが先手を打ったのだと思います」と語っていたが、他にも決定的な証拠が提出されており、原告側は窮地に立たされる。それでも「和解」の言葉が出ないのは嗤える。
更に面白いのは、請求の原因として「なお、原告は、前所有者である関正尚氏から本件不動産を購入するにあたり、不法占拠者がいることを聞かされていたものの、その排除を原告自身で行う代わりに、本件不動産の購入にあたり一般価格より廉価な金額で購入するに至った」と主張してたが、開いた口が塞がらないとはこのこと。
「排除(長谷川さんの立ち退き)を原告自身で行う代わりに」とは実に意味深である。「オレは関係ねぇ」と言ってた関が関わってたことの証だし、寧ろ「まともな取引でない」と暴露しているようなもの。「騙るに落ちる」とはこのことだろう(笑)
売買契約を無効にして元の状態に戻すのが最善だと思うが、バカな連中が脚色して絵を描いたから、ウソがバレて屋上屋を架すばかり。そこに、正吾の軽挙妄動が追い打ちを掛けて、周りの関係者が巻き込まれてるのは因果応報というか嗤うしかない。
第三回公判は3月6日。何やら証人尋問が行われるらしい。原告側の証人に太田正吾や関正尚が出廷する可能性も出て来た。「貧銭を以て軽蔑する者は、必ず富貴以てに是に諂屈する」との吉田松陰の言葉があるが、正吾や関にはぴったりの喩えだろう。
貧乏人を見下す正吾は、愚生に「殺してやるからな!」と凄んだ正吾は「この、乞食野郎!」とも言ってたっけ。刑務所仲間には「カネの無いヤクザはどうしようもないな」とか偉ぶってたという。昵懇の郡山市の暴力団幹部への嫌味なのかは知らんが、正吾の様な半グレにナメられてるヤクザってのは確かにどうしようもない(苦笑)
正吾も刑務所仲間に1800万円を貸し付けるくらいなら、長谷川さんに相応の金額を支払って和解しなさいな。愚生も破邪顕正の精神で社会に蔓延る悪や卑怯者に対峙しているが、雑誌社は購読料や広告代が入るから好いが此方は全くのボランティア。購読料や御支援の御願いをしてるが、口座に振り込んでくれる殊勝な人は現れない。
正吾の墓問題もそうだが、過去にも色々と相談に乗り、拙ブログで糾弾したこともあるが、ボランティア記事を書いたところで往往にして感謝されない。読者も同じ様な内容なので厭きられるし、書いてる本人もアップするのも厭きて来たし。呵呵。
汚れた顔の紳士達作成委員会 編集主幹・佐久間五郎
Commentaires