二本松市の寿司屋の名店「鮨富(すしとみ)」
- cordial8317
- 2024年5月6日
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その昔は二本松市内にもそれなりに寿司屋が在ったが、最近はその数も少なくなった。そんな中で、頑張ってるのが「鮨富」。職人気質の真面目な大将とそれを補佐する女将さんやスタッフの対応も好感が持てます。店内は明るく清潔感が漂い、座敷数も多く、宴会の客や家族連れが多い様だ。中でも圧倒されるのは、親方が立つ付け台の後ろの二本松箪笥で特注された棚。これだけ立派な棚は中々ない。画像は「特製にぎり」

「特製にぎり(蜆のみそ汁付き)」。昔ながらの見映えだが、ネタが新鮮で魚本来の味わいが楽しめます。この日のネタはホタテ、中トロ、甘えび、大トロ、平目、ウニ、イクラの握りと鉄火巻、玉子焼き。これで2300円はかなり良心的な価格だと思います。特製の上が「特上(2600円)」と「おまかせにぎり(3300円)」。蜆汁が付きます。

「刺身の盛り合わせ(松3人前)」。盛り付けのセンスがバツグン。マグロ二種類(赤身と中トロ)、鯵、ボタン海老、〆鯖、イカ、タコ、カンパチ、つぶ貝、ホタテ、赤貝、北寄貝、玉子焼きなど。刺身の盛り合わせは値段に応じて対応してくれます。

「刺身の盛り合わせ(竹二人前)」。盛り付けが素晴らしい。この日のネタはマグロ、イカ、タコ、アジ、ボタン海老、数の子、つぶ貝、ホタテ、カンパチ、玉子焼き。中でもアジ、つぶ貝、ホタテが最高。「竹」は一人前で1500円。「松」が2000円。

「おまかせの盛り合わせ(一人前)」。その日の店主おススメのネタを楽しめます。どのネタも香りが好く、本来の甘みがあり、艶していて味わい深い。盛り合わせもにぎりと同じく、良心的な値段です。画像には無いが、〆鯖や小肌などの光ものも美味しい。

「貝類の盛り合わせ」。田舎の寿司店は貝類が少ない店が多いが、ここは色んな種類が楽しめます。旬の北寄貝の美味さに脱帽。他のネタも磯の香りと甘みが引き立つ。

「鉄火巻(特上)」。香りの好いマグロは赤身と中トロ入り。エンドレスに食べられるくらい美味い。にぎりも好いが、巻物はつまみにもなる。巻物の種類も豊富です。

二本松市の地酒「千功成」。この日のお通しは「たらきくポン酢」。「大七(からくち)本醸造」や「奥の松」など二本松市の手頃な価格の地酒が飲めます。

にぎりや巻物の種類も多く、どれも良心的な価格設定なので安心して注文できる。お造りの他に焼き物や一品料理が価格と共に細かく書いてあるのも客としては有り難い。「おまかせ」は大将選りすぐりのその日のネタと料理が提供されます。二人以上ならコース料理がおススメです。出前や仕出しなど、予算に応じて対応してくれます。

いつぞやは、姪っ子が「ボーナスが出たからご馳走してくれる」というので姉と共にお邪魔した。過去に何回か利用しているが、昔ながらのこういう気取らない寿司屋は大好きだ。二本松市というか県内屈指の寿司屋の名店だと思います。地元に愛される理由は職人技も然ることながら、店主の仕事に対する真面目さにあるのだろうと思う。
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