top of page

いつまでも遺しておきたい郡山市の名酒蔵「河童」

  • 執筆者の写真: cordial8317
    cordial8317
  • 2024年5月8日
  • 読了時間: 2分

 創業60年以上続く居酒屋の名店「花春酒蔵・河童(かっぱ)」。郡山駅前からさくら通りを上り、安積国造神社門前の黄色の看板が灯れば営業開始。雰囲気のある暖簾をくぐれば、コの字カウンターと人の好い女将さんが迎えてくれる。焼き鳥(串焼き)を中心に気の利いたつまみが揃っています。画像は「馬ユッケと焼き鳥(かしら)」


「豚ばら(にんにく醤油)」。焼き鳥は「塩」「タレ」「にんにく醤油」の三種で味わえる。こだわりが無い人は焼き方はお任せが好い。ネタに応じて焼いてくれます。


「ハツとカシラ(塩)」。小ぶりな焼き鳥で味付けも絶妙です。


「しろ(タレ)」。タレも老舗らしく歴史を感じる味わいです。


「手羽(にんにく醤油)」。にんにく醤油は何とも香ばしくクセになる味わい。


「なんこつ(にんにく醤油)」。歯ごたえのある軟骨とニンニク醤油も合います。


「馬ユッケ」。ニンニクを和えて醤油を少々。日本酒には最高の一品です。


「馬刺し」。辛ニンニク味噌と醤油で。玉ネギの千切りも好い感じ。


「トマとろろ」。ネーミングからして誰もが気になってしまうメニューだ。トマトとトロロのコラボは個性的で且つ絶妙な味わい。一度食べれば病みつきに。


「煮込み」。白髪ネギが盛り付けられていてビジュアルも好い。よく煮込まれたモツは脂が処理されてて臭みもない。塩味でさっぱりしていて極上の和食のよう。


「奇跡の三種盛り」。コノワタ、ニシンの山椒漬け、チャンジャの酒の肴にもってこいの珍味三種。これは瓶ビールも好いが日本酒や芋焼酎のロックに合わせたい。


 コの字カウンター。「袖すり合うも他生の縁」というが、初めて会う人も昔からの酒友のような気がする。隣りを気にする人や密談には不向きかも(笑)奥に飾られてる初代の店主と「カエルの詩人」で有名な草野心平とのパネルにも歴史を感じます。


 この店に初めて来たのは東京の大学生の頃で近所に住む友人と訪れたのを思い出す。店と客の独特の雰囲気に圧倒されたっけ。入り口に掲げてある共産党員で弁護士の「安田純治」と「民主商工会」の看板を見れば、初代店主が偏屈だったことを窺わせる。


 駅から桜通りの坂道の途中、安積国造神社の入口のビルの1階。夕方、黄色の看板が灯れば営業開始。居酒屋は「一・ひと、二・酒、三・肴(さかな)」と言ったのは山口瞳だったか。郡山というか県内屈指の酒蔵は、いつまでも遺しておきたい名店です。


Comments


佐久間五郎OFFICIAL SITE

  • Instagram
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube

Copyright©2024 goro-sakuma..All rights reserved.

bottom of page