「満つれば虧(か)くる」とはよく言ったもので・・・(鮨家だるまが閉店か)
- cordial8317
- 2024年4月6日
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画像は郡山市細沼に店を構える「鮨家だるま」の大将の川又栄三。如何にも達磨そっくりで、東京での修業時代から「将来、自分の店の名前は『だるま』と命名しよう」と夢を描き、そして実現した。店主とは二本松市小浜(旧岩代町)の同郷でもある。
「鮨家だるま」は、市内池の台で店をオープン。本格派の江戸前寿司ということもあってあっという間に人気を博した。その後、バブルに乗って細沼に移転。数寄屋造りの店舗は他の寿司屋を圧倒する店構えだった。後にこの店舗が災いを招くこととなる。
夢を実現したが、売主である東日本地所(当時は東日本ハウジングローン)の武田博志社長に騙されるとは夢にも思わなかっただろう。鮨家だるまへの巧妙な罠を知りたい方は、「郡山市の不動産屋『東日本地所』武田博志社長の守銭奴ぶり!」を閲覧してみて下さい。http://blog.livedoor.jp/cordial8317-kyudan110/archives/41292536.html
東日本地所の武田に騙され、三人の子供を連れて夜逃げまで考えた川又夫婦。愚生の街宣とビラ撒きなどの抗議が無かったら、ゼビオの諸橋延蔵社長(当時)が間に入り武田と和解することも無かっただろうし、未だに武田に食いモノにされていただろう。
鮨家だるまの窮状を救ってやったのは義憤からだった。そんな川又夫婦が離婚してしまったのは唯々残念なことだった。武田に騙され、小さな子供を連れて夜逃げまで考えたあの頃の苦悩や、愚生の抗議に拠って店が救われ助かった事さえ感謝されず終い。
栄三君も、女将には言いたいことは山ほどあるのは分からなくもないが、どんな理由があるにせよ、大病を患い、障碍者となり乍ら障碍者の次男を預かるという女将に過分な慰藉料でも払って、すっぱりと別れてやりゃ好いと思ったものの泥沼離婚に。
悪い事が起きると次々と悪い事が起こるものだ。夫婦の危機的状況を知り、どうにかしてやりたいと思ったが、ブログで事実を公表することくらいしか出来なかった。栄三君が気付き、猛省して仲直りして欲しいと願ったが、結果は「覆水盆に返らず」。
愚生が川又夫婦の離婚騒ぎを聞いたのは、親方の同級生でもある愚生の実兄からだった。何やら聞けば「女将が1億円使い込んだ」とか「栄三くんが浮気してる」という他愛もない理由だった。1億円の使い込みって言っても、結婚して何年になるの。
1億円をその年月で割ったら高が知れている。江戸っ子の女将の豪勢な使いっぷりで、栄三君の男っぷりも上がったのも事実。そんな騒動の中で、女将さんに会ってみた。約10年振りで見る女将は昔の豪快さもなく、弱々しく小さくなっていた。
重い病を抱える女将を見て、栄三君にしろ、親方の周りの連中にしろ、自分達が卑怯なことをしているという自覚はなかったのか。「弱い者は苛めてはなりませぬ!」というのが会津武士道、延いては福島県人の心意気だと思ったが後の祭り。栄三君はすったもんだの調停を経て、糟糠の妻と離婚し、障碍者の息子まで追い出してしまった。
東日本地所との諍いや元県議の永山茂雄(故人)への融資の焦げ付きでは愚生の下を訪れていた川又夫婦だったが、離婚騒動は愚生にだけは内密にしたかった様だ。
東日本地所の武田に騙された一件は、愚生の街宣などもあって助けられたことは子供達や周りにも教えていない。「フィクションは小説でやって下さい」とのコメントを貰ったことがあるが恐らく倅だろう。まぁ栄三君の悪いところはイイカッコし過ぎ。
「満つれば虧(か)くる」とか「月満つれば則ち虧く」という言葉がある。満月になった月は徐々に欠け始めていく様に、栄華を極めれば必ず衰え始めるという意味だ。
順風満帆に見えてはいた鮨家だるまだったが「満つれば欠ける世の習い」の喩え通り、好いは続かないもの。そんな鮨家だるまが閉店したとの知らせが届いた。店舗入り口には「店主都合により、しばらくの間休業いたします」の貼り紙があった。
再起して欲しいが、最近は寿司屋というより、JAの葬祭場への仕出しばかりだったと聞いた。活気のあった鮨家だるまの雰囲気と、大将が握る江戸前寿司を楽しみに行ってた人は違和感を覚えただろうし、食中毒の影響も少なからずあったと思う。
鮨家だるまのホームページを覗いてみた。「だるまの想い」として「本物の江戸前鮨をもっと多くの人に、気軽に食べてほしい」とのタイトルに続き。「東京の老舗九段下寿司政、東京プリンスホテルで腕を磨いた親方が、40年以上にわたりこだわり抜いてきた業と精神で本物の江戸前鮨の味を福島の地でお届けいたします。さらに鮨だけではなく、お客様に心地良い時間をお過ごし頂くことに重きを置き、真心込めた接客で悦びと感動を演出いたします。『鮨』を通じて洗練された日本文化を堪能して頂けるよう、スタッフ一同日々精進しております」。修行時代やその後の経緯を色々と知ってるだけに、何か白々しくて違和感を覚えてしまう。http://sushiya-daruma.jp/info/
離婚騒動以来、聞こえて来るのは醜聞ばかり。せめて寿司や料理の評判でも好ければイイのだがそうでもない。昔の大将の握る寿司を知る友人としては実に悲しい。
愚生に言わせれば、永山茂雄に関わったのが運の尽きだったのではなかろうか。永山は貧乏神だよ。あともう一人、某女性店員の影響も大きい。ありゃサゲマンだな(笑)
永山兄弟が郡山市の「鮨家だるま」から2500万円を借用したのはもう十数年も前のこと。そして踏み倒された。永山と鮨家だるまの経緯を知りたい人は、過去のブログ「稀代の詐欺師か、単にルーズなだけか、永山茂雄(元県議)の千千の品行を糺す!」http://blog.livedoor.jp/cordial8317-kyudan110/archives/30625782.html を閲覧ください。
永山は市議を途中で辞め、県議に出馬し当選したものの、何を勘違いしたのか衆院選に出馬。案の定落選、浪々の日々を送ていて生活にも困窮していた永山は、実弟と一緒に後援会長の伝手を頼りに鮨家を突然訪れ、涙乍らに店主夫婦に借金を頼み込んだ。
永山兄弟に絆(ほだ)された夫婦は、永山を紹介したのが永山茂雄後援会会長で、店で取引きもあったいわき市内の鮮魚店「いとう水産」の伊藤社長ということもあり、また店の近所の伊藤綜合事務所が登記などを行うということですっかり信用した。
夫婦は借金の申し出を受け入れた。女将は店近くの「労働金庫」から2500万円を借り入れた。連帯保証人は、これまた性悪な永山の実弟だったから救い様がない。
連帯保証人を永山の女房か、長男の祐一郎君とか、「いとう水産」の伊藤社長にしておけば好かったものを、借主は永山で連帯保証人は実弟。それが運のツキだった。
約束を守ったのは始めの数回だけだったという。その後は永山の得意のウソに付き合わされるばかりで、のらりくらりと逃げ回り、きちんと返済することはなかった。
返済をしない永山に業を煮やしただるま夫婦が愚生に相談に来たのは、貸してから数年が経った頃。面倒なので愚生の門下生に任せたが埒が明かなかった。結局は愚生の登場と相成ったが、政治家にカネを貸して回収するというのは至難の業だわな(笑)
「鮨家だるま」から借りた2500万円は、永山にとっては「地獄に仏」だっただろうに、永山兄弟はその恩を徒(あだ)で返した。永山の借財の多さと常習犯的借金踏み倒しは、政経東北でもシリーズで取り上げられてたが、川又夫婦は知ることはなかった。
永山に鮨家だるまを紹介した「いとう水産」の伊藤社長は、火の車だった永山の正体を敢えて隠していたことは一蓮托生、詐欺の共犯と言っても過言ではなかろう。
結局、返す当てのない借金だけが残り、そして、そんな永山兄弟の実情を分からない鮨家夫婦が餌食となってしまった。加担した「いとう水産」の伊藤社長は誠意の無い対応に終始したばかりか、啖呵を切ってケツを捲ったというから驚く他はない。

東日本地所の武田への借金返済も順調に行っていた。そんな余裕からか、永山への融資を受け入れたのだろう。そんなカネがあったら、武田への借金を減らしてしてやった愚生へ謝礼を払ってくれるとか助けてくれりゃ好いのに、何故か永山だった。
貧乏神である永山にカネを貸して以来、「鮨家だるま」は悲惨なことばかりが起きた。店は栄華を極めた昔程ではないが、そこそこやってはいたが、女将が体調を壊してしまう。栄三君が豹変したのは女将が新潟の病院へ入院してからだったという。
「鮨家だるま」といえば郡山市では名店なのだが、弟子という弟子は殆どいない。入れ替わり立ち代わり入社するが直ぐ辞めてしまうのは店主の育て方が下手だという一言に尽きるが、他にも何か理由があるのだろうか、単に栄三君の器量の無さか。
市内富久山の善方池の傍で営業していた姉妹店のフレンチレストラン「パローネ」が突然閉店すると、弁護士が入り、女房相手に裁判沙汰になったというから驚いた。
パローネの店主は長女・美紀子。その美紀子が石井工務店会長で好色家の石井一男の愛人と知った時には吃驚仰天したなぁ。ここに勤めてたのが前出の女性従業員。
過去にも、甥っ子にやらせようとした寿司バーや、大町の路地裏で居酒屋なども次々と開業しては、あっという間に閉店の憂き目にあっている。どうにかやってるのは郡山駅前というか陣屋の「鮨家おかめ」だけ残った。そんなおかめは、実際には大赤字。唯一の弟子である江花竜平が、だるまを辞めて「すず花」として頑張ってる様だ。
まぁ栄三君も色々と事業を手掛けていたが、寿司職人としては立派だが、経営者向きではなかった様に思う。然し、ホント世の中分からんな。今ではあれだけ仲の好かった夫婦の仲も険悪となり、家庭内別居を経て離婚。そして閉店となれば諸行無常。
「だるま(達磨)」とは、七転び八起が真骨頂。店の再起を願う。栄三君も寿司職人としては円熟期でもある。また一から出直した方が好いと思ってるのは愚生だけではない。小さな店で十分だから、初心に返って再起してくれることを願うばかり。
郡山全集(Life in Koriyama)http://www.miru.co.jp/10/048.html 過去のウエッブ記事が痛々しい。こんなに仲の好い時代もあったのにな。光陰矢の如し。呵呵
汚れた顔の紳士達作成委員会 編集主幹・佐久間五郎
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