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東京都知事選は予想通り小池百合子の圧勝だったな(笑)

  • 執筆者の写真: cordial8317
    cordial8317
  • 2024年7月8日
  • 読了時間: 4分

 東京都知事選挙は大方の予想通り小池百合子が圧勝した。現職の強みもあるが、対抗馬が立憲共産党の蓮舫やイマイチ正体不明の石丸伸二とか、田母神元幕僚長じゃ、小池の勝利は目に見えていた。小池を支持した自民党も安堵しただろう(笑)


 元広島県安芸高田市の市長だった石丸がこれほどの票を得たのは驚きだが、若者の票を掴んだことは側聞されてる様な「ドトール方式」の効果だろうか。石丸は新党結成に動くのか、次期総選挙は岸田と闘うのか、今後の動きに注目が集まる。


 蓮舫は2位どころか石丸にも負けて3位。やっぱ1位目指し、勝利しなきゃダメというのが分かっただろう。蓮舫の負けは実力不足に加えて共産党候補となったことで有権者が離れた。今回の結果を受けて、立憲民主党の分裂は避けられないだろう。


 過日、某企業の社長と吞んでたら都知事選の話しになり、「小池の圧勝でしょ。ダブルスコアで!」というと「私は蓮舫が勝つと思いますよ」と言ってたっけ。結果は愚生の予想通り。別に賭けた訳では無いが、次に会うのが愉しみだな(笑)


 平成28(2016)年の都知事選挙に出馬表明した小池は、都議会のドン・内田茂幹事長(当時)を「既得権益を仕切るボス政治」と批判し反自民党色を鮮明にした。


 猪瀬、舛添と二人続けて任期途中で辞任するに至ったが、都議会と自民党東京都連は、舛添前知事の公私混同疑惑問題を何ら追求することなく他人事を極め込んだ。


 自民党は本来、当時は自民党員でもあった小池を推薦するべきなのに、自民党は元岩手県知事の増田寛也を擁立。女の恨みというものは強烈なもので、都議会と自民党東京都連を「都政改革の元凶(抵抗勢力)」と捉え、当選後の「都議会の冒頭解散」を打ち出し、都政最大のガンである既得権益を仕切る「ボス政治」を糾弾した。


「都政を(都民に)取り戻す」をスローガンに、小池の一大旋風を巻き起こし初当選を果たした。都知事選の結果を受け内田は引退を表明しこの世の春は終わった。


 豊洲市場移転問題は宇都宮健児と連帯して政局に持ち込んだ。この協定が後々事をややこしくしたが、対自民党の選挙戦は有権者には分かり易い構図だった。


 増田の惨敗を受け、石原伸晃自民党東京都連会長(当時)が「全責任は谷垣禎一幹事長だ」と責任逃れしたのを思い出す。石原は間もなく都連会長を辞任した。


 どうせ辞めざるを得ないのだから「都連会長として全責任は私に在る」といえば好いものを、あろうことか、全責任を谷垣幹事長に押し付けるとは何事か。こんな人品だから、選挙でボロ負けし、参院選狙いも誰からも支持されないのは当然のこと。


 谷垣幹事長は、サイクリング中の頸椎損傷で恐らくは政治家生命も潰えた訳で、そんな病床にある谷垣幹事長にその責任を押し付けるのは卑怯という他ない。


 伸晃は、小池百合子を扱き下ろしてたが、伸晃こそ人間として、否、日本人の男としての最低限の美学も持ち合わせていないサイテーな野郎。親(石原慎太郎)の七光りで政治家になっただけの能無しの修行不足のボンクラ男というのが正しい。


 大体、大きな敗因は小池が糺した通り、自民党東京都連幹事長の旧態依然の陋習であり、それに苦言も呈せない伸晃ら都連幹部の為体。選挙後半での石原慎太郎の「厚化粧の大年増」発言が響いたが、オヤジの暴言は小池有利に動いた(笑)


 令和2(2020)年の都知事選は小池百合子の秒殺で決着。前回の都知事選で小池と共闘した宇都宮健児と山本太郎の票を足してもダブルスコアの大勝利。


 マスコミは前回お都知事選も前々回も「小池ややリード」と報道してたが、結果を見れば「ややリード」どころじゃなかった。こうした情勢分析の乏しさはマスコミの劣化を如実に現わしている。要は、マスコミの分析は己らの願望でしかない。


 それにしても自民党は節操の無さ過ぎる。前々回では小池を推薦せずに党員でもない増田を推薦し惨敗。前回は都民ファースト人気に肖ろうと小池支持に回った。


 今回も次期総選挙を優先する余り小池支持に回ったが、「政策よりも何よりも当選しなきゃ議員として存在価値が無い」という考えならば余りにも軽薄過ぎる。


 8年前の知事選で小池が勝利し、陋習蔓延る旧態依然の自民党政治は終焉するのかと思いきや、自民党というのは実に強かだ。尤も、野党に転落した自民党は社会党の村山富市を担ぎ上げたくらいだもの、節操の無さは今に始まったことではない。


 国民は自民党を保守政党と勘違いしてるが、自民党というのは昔から中道左派。自由と民主主義というその名の通りリベラル。そこに輪を掛けて親中派が席巻する。親中派の公明党と連立を組むのも当然で、国益を害していることさえ気付かない。


 以前「自民党への不満・民主党への不安」と揶揄されたが、民主党政権に騙された経験から立憲共産党が支持されることは無い。自民党は結党精神に回帰し、保守政党として生まれ変わらなければ国民から三下り半を突き付けられるだろう。


 自民党の恢復に先んじて野党が再結成し非共産党の健全野党として生まれ変われるのか、或いは日本保守党など新たな保守政党が支持を広げ、我が国の眼前の危機に警鐘を鳴らし、政界浄化を目指すのか、今後の政界の動きから目が離せない。

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