人工透析患者は実費負担にさせよ。無理だと泣くなら殺せ!
- cordial8317
- 2024年4月12日
- 読了時間: 7分

「病気とは何を食べどんな生活をして来たかに尽きる」。斯くいう愚生もここのところ調子が悪く、病院の世話になった。親が亡くなって初めて親の有難味が分かる様に、体調を崩して初めて健康の有難さというものを痛感する。
元フジテレビアナウンサーの長谷川豊の人気ブログ「本気論・本音論」で、人工透析患者を「人工透析患者は実費負担にさせよ。無理だと泣くなら殺せ!」と過激な言葉で詰ったことで、ブログが炎上し、全国腎臓病協議会(全腎協)から抗議されたり、レギュラー番組を下ろされたり散々な目に。最近はそうした問題も無かったかの様に話題にも上がらなくなったが、裏で大きな圧力が働いている様にも感じる。
ブログタイトルで「本気論・本音論」と言ってる様に、真相を究明し、本音を語ったことで、それが抹殺されるというのであれば明らかな言論封殺であり、「殺せ!」という言葉は過激ではあるが、ブログとしてはインパクトもあり、況してや医療制度に対する提言からだとすれば括目する記事でもあるのも事実。
「本気論・本音論」の9月19日のブログには冒頭で「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と綴られている。
その上で、「私は『健康保険制度』と『年金』をすべて解体すべきだと考えています。それを実行できる政治家がいるのかどうか…結論から言うときっと現れないことでしょう。でも、私は考えています。それが日本を再生させる極めて有効な手段だと」訴えているが、検証の上に立った正鵠を射た意見だと思う。
「この1年で医療費が1.5兆円増えたという記事を見たのが全ての入り口だった。適正に使っていかなければそう遠くない未来に破たんする。人工透析の予算はあらゆる病理に対する社会保障の中でも伸び率が断トツで高い。このままいくと本当に苦しんでいる透析患者まで3割負担、という話になってくる」
長谷川は闇雲に人工透析患者を否定している訳ではなく、自堕落な生活から悪因悪果を招いた患者と、普通の患者は一線を画すべきだと提言してるに過ぎない。
平成26年に医療機関へ支払われた医療費が概算で40兆8000億円、過去最高を更新したのも束の間、27年度は42兆円を超えた。我が国の歳入は約50兆円、単純に見ればその約8割が医療費ということだ。この儘で推移すれば10年後の医療費は50兆円を超えると予想されており、景気次第では歳入と同じ位、否、それ以上の費用が計上されるという国家財政が危機的状況になってしまう可能性は捨て切れない。
何故に医療費がここまで増大してしまったのかといえば、日本医師会の我田引水的な拝金主義的医療制度に目を瞑り、票とカネ(政治献金)目当ての政治家によって医療制度や医療行政の改革に手を拱いたことが原因と言っても過言ではない。
医療制度の改革は先ず、自民党を始めとした政治家と日本医師会との卑しい関係を矯正し、補助金利権の闇を糺す必要があるが、その実行は限りなく不可能に近い。
以前、自民党の麻生太郎が医療費負担について「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているヤツの医療費は俺達が払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」と語り、物議を呼んだことは記憶に新しい。
また、麻生は医療費の抑制策として、病院に通わずに医療費が掛からなかった高齢者に対して「『10万円をあげる』と言ったら、医療費は下がる。それが最もカネが掛からない方法だ」とのアイデアを披歴したが、これも一理ある。
介護保険でもそうだが、何でもかんでも利用しなきゃ損みたいな風潮に一石を投じる意味でも、麻生の「健康高齢者褒賞金制度」は面白い試みであり、是非とも実行して頂きたいものだと思ったものだが未だ実現には至っていない。
麻生は終末医療についても「私は少なくとも遺書を書いて、そういうことをして貰う必要はない、さっさと死ぬからと書いて渡しているが、そういうことが出来ないと死ねません。いい加減、死にたいと思っても『生きられますから』なんて生かされたんじゃ、叶わない。しかも政府の金で(高額医療を)やってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねる様にして貰わないと」と語ってるがこれも正論だ。
その上で、「残存生命期間が何カ月かとそれにかける金が月に一千何百万円だという現実を厚労省も一番よく知っている筈だ」とし、終末医療での財政負担が重い現状を指摘している。 人工透析患者も飽食の時代にあって年々増加の一途を辿り、その治療費も比例して増え続けている。因みに透析治療には年間一人約500万円が投入され、一級身体障碍者としての給付金なども財政的に窮迫しており、長谷川のブログもこうした現状を知って貰いたいが為の苦諫と提言でもある。
国家予算に占める医療費の負担は年々殖えるばかりで、今や我が国の財政を危機的な状況にしている医療費の現実や医療の実態を国民一人一人が知り、考えることは大事で、ブログ「本気論・本音論」もそうした現状に一石を投じるものであり、ブログの真意が曲解され伝わっていることに違和感と危機感を覚えてしまう。
長谷川の「医者の言うことを何年も無視し続けて自業自得で人工透析になった患者の費用まで全額国負担でなければいけないのか?今のシステムは日本を亡ぼすだけだ」との言い分と、麻生の「食いたいだけ食って、飲みたいだけ飲んで、糖尿病になって病院に入っているヤツの医療費は俺達が払っている。公平ではない。無性に腹が立つ」との意見は然程変わらないと思うが、何故か長谷川だけが糾弾された。
「殺せ!」という言葉だけを以て指弾されるのであれば本末転倒であり、また、そうした抗議や番組降板の裏で全国腎臓病協議会(全腎協)や日本医師会の圧力があったのだとすれば言語道断、忌忌しき事態であると言わざるを得ない。
「医者の言うことを何にも聞かず、医者が処方する薬も正確に飲みもせず、看護師に暴言を吐き、家族が止めても酒を飲み続け『うまいもん食って何が悪いんだ!』と暴れ…その結果、人工透析まで至った患者がいますよね?正直に答えてくださいよ。大変申し訳ないが、かなりの数、いますよね?そういう人たちにまで、『全額を国で負担しましょうね~』なんて…そんなシステム…もう持つわけないでしょうが」
「時代は動いています。もう、高度経済成長期ではないのですよ。あまりにも苦しい経済事情の中、高すぎる保険料と税金をしょっ引かれている現役の子育て世代の皆さんのお気持ちにもちゃんと思いやりを持つべきです。責任ある社団法人の、それは勤めではないですか?あなた方は透析患者と透析病院の利権集団のおつもりか?だとしたら、とっとと解散すべきだ。そんな集団は今の時代に合わない!」。これもブログタイトル通りの「本気論」「本音論」だと思うが如何だろう。
愚生の身近な人工透析患者も、或いはサウナなどで会った人工透析を受けてる人になった原因を聞くと、長谷川氏のいう様に「バカみたいに暴飲暴食を繰り返す」「腹は出る、腰は痛める。周囲に注意されているのに、無視」「それでも食べ続け、運動もしない」「周囲は必死に注意。でも無視」「で、糖尿病になる」「にも関わらず、運動もしない、食事も先生から言われたことをろくに守らず好き放題」。
そして、ついに人工透析患者になった。愚生の周りには、刺青や覚醒剤が原因でC型肝炎になった奴も少なくないが、これも自業自得で、それらの治療の優遇制度にも違和感を覚える。肝炎になった要因次第では治療費の見直しは必要だと思う。
正に「病気とは何を食べどんな生活をして来たかに尽きる」訳で、その悪因悪果は自業自得という他は無く、そうした自堕落な生活を問題にせず、無制限に血税を投入することに違和感を覚え、一石を投じることは、恕から出でた正義感であり、褒められることがあっても糾弾されたり嫌がらせを受ける謂れはない。
高齢化社会に向け、社会保障の充実や医療技術の向上を図ることは結構なことだが、日本医師会や特定社団法人らが牛耳る医療行政にメスを入れ、「医は算術」と言わんばかりの無節操な医療制度の正常化を図ることこそ大事である。
こうした問題は医療行政だけに留まらず生活保護などの社会保障制度にも言えることで、喩えば、働きもせず自堕落な生活を送って来た愚生が、生活に窮したからと生活保護を承けたとしたら、やはり違和感を覚える人は多いだろう。要は、こうした問題は在日朝鮮人やシナ人などへの優遇制度にも同じことが言えるのです。2016/10/05記
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