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「女性天皇」と「女系天皇」の違いも解らないから騙される

  • 執筆者の写真: cordial8317
    cordial8317
  • 2024年4月3日
  • 読了時間: 4分

 男女共同参画の現代の安っぽい価値観の流れで皇統を論ずることには違和感しか無い。以前、facebookで友達になってた女性が「女性が天皇になっても良いと思います。差別化して欲しくない」というコメントを貰ったことがあったのを思い出す。


 このFBFもそうだが、「女性天皇」と「女系天皇」の違いが解らない国民が殆どで、天皇が最も重んじるべき祭祀の重要性を知ることもなく、憲法下での国事行為を理解していない故に、流行りのジェンダー平等論と天皇を同列に扱っている。


 反天皇・天皇廃止運動を実行してる勢力は、マスコミに因る「開かれた皇室論」から国民の皇室への尊厳を薄れさせることに成功させた。男系優先主義に疑問を呈し「女性は天皇になれない」と世論誘導するなど如何にも巧妙で悪質である。


 女性は天皇になれるが、女性が天皇に就くというのは普通の生活は送れないということを理解していない。天皇としての祭事の重要性を理解していないから女性天皇論を安易に語れる訳で、こうした風潮は逆に天皇を軽んじてる証左と言えよう。


 女性皇族が結婚することで皇籍を離れるのは、「今後は一般国民としての生活を重んじよ」との天皇や宮家当代の思し召しであり優しさの顕れ。そういう大御心も理解せず安易に女性差別であるかの様に女性天皇論を語ることは不敬極まりない。


 過去には左翼の巣窟である「国連女子差別撤廃委員会」が、男系男子に限られている皇位継承に関し女性差別を理由に皇室典範の改正を強要した。こうしたことこそ女性差別という名を利用した日本差別であり、こうしたものに与してはならない。


 過去には八人十代の女性天皇が存在した。その八人とは、第三十三代推古天皇、第三十五代皇極天皇、第三十七代斉明天皇(皇極天皇と同一人物)、第四十一代持統天皇、第四十三代元明天皇、第四十四代元正天皇、第四十六代孝謙天皇、第四十八代称徳天皇(孝謙天皇と同一人物)、第百九代明正天皇、第百十七代後桜町天皇。


 八人十代の女性天皇の全ては男系である。敬宮愛子内親王殿下が天皇に即位された場合、それは男系の九人目の女性天皇となる。男系女性天皇のうち、配偶者に恵まれたのは推古天皇、皇極(斉明)天皇、持統天皇、元明天皇の四人だけ。元正天皇、孝謙(称徳)天皇、明正天皇、後桜町天皇は配偶者を持つことはなかった。


 悠仁親王殿下が即位しない限り皇統は潰える。皇位継承順位第一位が秋篠宮殿下、第二位は悠仁親王殿下となるが男系男子は悠仁親王殿下唯一人であらされる。GHQが謀った皇統の危機的現状は、臣籍降下させられた旧皇族を復帰させれば盤石なものとなるが、「女性天皇」と「女系天皇」を謀る勢力はそれを許すことはない。


 反天皇の不逞の輩らは、「皇籍復帰は現代にはそぐわない」とか、「男系男子を増やす目的だけで」だとか、彼是と理由を吐けては反対しているが、皇籍復帰を実現させ、若年皇族や幼年皇族には皇族としての帝王学を学ばせれば好いだけのこと。


 喩え、女性天皇が誕生したとして、その女性天皇と結婚出来る資格のある国民がいるとも思えない。若し、いるとすれば旧皇族なのだろうが、ならば、早々に旧皇族の皇籍を復活させ、天皇を盤石の安きに置くべきで、養子縁組とは順序が逆である。


 皇籍離脱させられた旧十一宮家の方々は北朝第三代崇光天皇の皇子、栄仁親王から始まる伏見宮の系統に属し今上天皇との関係は、室町時代の伏見宮貞成親王を共通の祖先とされている。旧宮家が皇籍復帰すれば男子成年皇族は二十名以上になる。


 皇位継承は神武天皇以来の「男系」の血筋が絶対であり、「今上陛下とは血筋が違う」というのは近年の反天皇勢力に拠って創られた現代の価値観に過ぎない。


 旧宮家とは、「伏見(ふしみ)宮」「閑院(かんいん)宮」「山階(やましな)宮」「北白川宮」「梨本宮」「久邇(くに)宮」「賀陽(かや)宮」「東伏見(ひがしふしみ)宮」「竹田宮」「朝香(あさか)宮」「東久邇(ひがしくに)宮」。


 内「伏見」「閑院」「山階」「北白川」「梨本」「東伏見」は断絶しているが、東久邇家には、歴代天皇と男系で繋がる男子が七名おり、悠仁親王殿下と又従兄弟になる男子が五名、更に四名の男児が生まれている。久邇宮に男児一名、賀陽宮に成年男子二名、竹田宮に男児一名と若い男子皇族がおり、皇籍復帰で皇統は安泰となる。


 東久邇宮盛厚王(明治天皇の孫)の妻は昭和天皇の長女である茂子内親王であり、上皇后陛下が民間から嫁がれていることをしても男系男子の正統性を有する。


 秋篠宮皇太弟~悠仁親王殿下の継承は決まっているが、東久邇家以外にも十名以上の男系男子がおられる。「皇統の危機」は旧宮家の皇籍復帰を成すことで盤石となる。だが、敬宮愛子内親王を即位させ皇統断絶を謀る勢力がそれを許さない。


「長く民間人だった人が皇族になることに違和感がある」とは付けたりに過ぎない反対理由である。宮家は王室ではなく、祭祀を継承しているに過ぎない。天皇こそ祭主であるが、現憲法下で国事行為を行うだけの政府の都合の好い傀儡と化している。


 宮家を再興するということは、男系男子の皇位継承の安定を図るだけではなく、何より、皇室の本分である祭祀を継承して戴くということにあると知るべし。


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